自分のため
今までずっと、心が休まる場所が欲しかったんだと思う。わたしには母しかいなくて、兄とは滅多に話さないし、女の家庭で、なんでも話せて、気楽で、でも母のことは尊敬していて、母を喜ばせたくて、家事も手伝えるときは極力手伝って、食後にはあたたかいお茶を飲み、文鳥と遊び、
そんな相手をずっと求めていた。
いまは料理も洗濯も掃除もひとりでするし、そんな相手、いないのだけれど、でも、いつも一緒にいるあの人はきっと母のようで、父のようで、恋人であり、ペットのようであると思った。
全てを集約して、唯一無二で、愛おしくて、悲しい。愛おしさと切なさが紙一重。ときどき泣きそうになるけど、それは嬉し涙なのかな。幸せ涙だな。
大きな毛布にくるまれるような優しさ、
トゲが刺さるときもあるけどわたしに刺さって、あなたのトゲが取れるならそれでいいし
きっとわたしのトゲでケガをさせてしまうときもあるだろうから、ちゃんと手当をしなきゃなっておもう。
こんなにも尽くして幸せな気持ちになって
こんなにも幸せでいいのかと
おもう。
自分のための、日記。