きもち

ツイッタのように毎日のキスマーク

暗い暗い部屋で煙草を吸う
これで何本目だ?

昨日の君の顔を思い出す
ぐちゃぐちゃに泣き笑い
いや、あれは泣いていたね

僕は君に
僕を殴れと言った
君は
できないと言った
許してあげると言った
大丈夫だよと言った

君は僕を抱きしめた

僕は怒ってほしかった
別に許してほしいわけじゃなかった
殴ってほしかった
最低とか、罵声を浴びたかった
いつも許してくれる君が
今回はちっとも嬉しくなかった

雨が降った
君が傘をさした
僕が濡れないように
僕を傘に入れてくれた

最低、最低、最低、最低

君に、ごめんねって言って、
走って帰った。

一人暮らしの部屋。
ベッドに横になると
知らない女の匂いがした

だから昨日は床で寝た


起きたら昼だった。
遮光カーテンだから真っ暗だ。
それでまだ煙草を吸っている。


携帯電話が鳴っている。
たぶんあの子だろう。

好き、嫌い、辛い、苦しい、愛しい



なにも変わりはしない。
月曜日の昼。


2015.8.6